公立羽咋病院

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薬剤科

 「人にやさしく、信頼される病院」の当院基本理念の実現に向け、常に患者様にとって最も安全で効果的な薬物療法を提供するために努力しています。
 また、当院は厚生労働省の方策にしたがって、院外処方箋と後発医薬品(ジェネリック医薬品)の推進をしています。患者さまのご理解とご協力をお願いいたします。

主な業務内容

調剤・製剤

 調剤は、医師の処方に対し、薬剤師の視点から飲み合わせ・副作用・量・飲み方のチェックを行うとともに、患者さんにより安全に服薬していただけるように薬を提供する業務です。当院では、調剤機器や調剤ロボットを活用し、安全かつ正確な調剤業務を行っています。
 また製剤は、製薬会社が製造・販売していない薬品を治療上どうしても必要との理由から調製する業務です。主に外用薬、消毒薬などの調製を行っています。

 
散剤調剤ロボット

 散剤調剤ロボットは、電子カルテと連携して医師の処方どおりに、薬品選択・秤量から分包まで自動で行う頼もしいロボットです。正しく秤量されたかチェックする機能もあり、正確な調剤を自動で行うことができるのです。散剤調剤ロボットの導入(令和5年11月)により、他の業務(病棟での服薬指導等)の時間を生み出すことが出来るようになりました。

 
注射薬の払い出し

 注射薬は患者ごと1回施用、1日分に仕分けして払い出します。注射薬自動払い出し装置(アンプルピッカー)はこの業務を担ってくれる機器です。医師の注射箋情報がシステムに送信され、アンプルピッカーから注射薬とともに処方箋、ラベルがトレーに自動搬出され、トレーには患者名が印刷されます。払い出された注射薬は薬剤師が、投与量・投与経路・投与速度・配合変化などをチェックします。このシステムは、取りそろえ業務の軽減や、注射薬の取り間違いの防止にも役立ちます。

 
注射薬自動払い出し装置

 左側の青色かごは空箱です。アンプルピッカーの中の注射薬が自動的に1回分毎に分けてこの青いかごに格納され、患者情報が貼り付けされ、処方箋などと共に奥の台車の棚に自動搬送されます。その後、プライバシー保護をして台車を病棟ヘ運びます。

 
注射剤の混合調製業務

 一部の注射剤(関節リウマチの注射薬)や抗がん剤は、薬剤師が混合調製を行っています。特に抗がん剤は毒性が高いため調製者の曝露対策が必要で、また、患者さんの体格や臓器の機能により投与量が異なるため、調製には細心の注意が必要です。そこで、「抗癌薬混合調製装置(通称:抗がん剤調製ロボット)」が登場しました。

 
抗がん剤調製ロボット

 薬剤師不足を少しでも解消するため、抗癌薬混合調製装置(抗がん剤調製ロボット)を令和5年度末に導入しました。おそらく北陸地区では初の導入です。このロボットは、2本のロボットアームを器用に操り、抗がん剤を溶解し、必要量を正確に抜き取って点滴に注入することができる画期的な助っ人です。薬剤師は抗がん剤暴露の危険が無くなるとともに、調製時間で他の業務を行うことができるようになりました。

 
病棟業務

 当院では急性期の病棟に薬剤師を配置しています。病棟での業務は、医師への処方支援や医薬品の適正使用、副作用チェック、TDM等々多岐にわたっています。
 また、最近では、持参薬の持ち込みも多く、薬剤師は、識別や服薬の可否などにも関わり、また、検査や手術前の中止薬の確認を行っています。その他医療スタッフへの医薬品情報提供も積極的に行っています。持参薬の確認には、鑑別支援装置も利用可能です。

病棟での薬剤管理指導業務

担当する患者様に薬の効果・飲み方・副作用・注意事項などを説明し、納得したうえで安全に薬物療法が行えるよう服薬指導を行っています。また、病棟看護師や他職種のスタッフとの連携により入院時は元より退院後の服薬管理が確実に行えるよう話し合いを行っています。

 
DI業務

 医薬品の情報は、日々刻々と変化、更新されています。製薬会社からの情報提供や厚生労働省(医薬品安全情報)などから発表される重要な情報を入手し、医療スタッフに周知するよう努めています。
 また、薬事委員会決定事項、院内DIにゅ~すを作成し、院内に情報を提供しています。

チーム医療

 チーム医療への重要性が叫ばれる中、当院薬剤師も多岐に関与しています。PCI(緩和ケアチーム)、ICT(感染対策チーム)、NST(栄養サポートチーム)、糖尿病対策チームなどに参加、また、患者様向けの教室などを行うことで患者様がより安心・安全な医療を受けられるよう努力しています。