看護部について > スペシャリスト
スペシャリストとは、特定の専門あるいは看護分野で卓越した実践能力を有し、継続的に研鑽を積み重ね、その職務を果たし、その影響が患者個人に留まらず、他の看護職や医療従事者にも及ぶ存在であり、期待される役割の中で特定分野における専門性を発揮し、成果を出している者である。
-看護管理学習テキスト第3版 人材管理論-
認定看護管理者として創造的に組織を発展させる使命があります。
狭義は、組織を分析し、サービスの質を向上させるための方策を検討し実践します。また、看護師が質の高いサービスを効率よく提供できるよう、教育体制を整え人材育成を推進します。現在、特に推し進めたいのは、安全な医療・看護を提供するための教育や体制の構築です。
広義では、私たち看護師は地域の資源でもあります。地域に必要な情報やケアを届けられるよう地域ともコミュニケーションを活発にしていきたいと考えています。
感染防止対策の実施状況の把握と指導や各職種間のマネージメントなどを行っています。感染管理を組織的かつ戦略的に構築し実践するためには、チームワーク、揺るぎない信頼と強い絆、冷静な判断、協調の精神が必要です。あらゆる人々に「気配り」を忘れず、笑顔で接するようにしています。また、院内だけでなく、地域社会全体の感染対策の防護力を底上げするため、今後さらに地域の近隣施設に出向いての感染症の動向をふまえた最新の感染対策の研修を開催したいと考えています。
認知症があっても安心で安全な入院生活を送ることができるよう療養環境の調整を行っています。まだまだ未熟ですが患者さんの言葉に耳を傾け、思いが叶えられるよう努めていきたいと思っています。
特定看護師(創傷)として活動しています。院内で陰圧閉鎖療法やデブリートマンの実施を行います。手術後の創部の状態も観察します。皮膚のトラブルや褥瘡を、予防するケアと早く発見し対処する観察力の育成に力を入れて行きます。自宅退院後の創傷のケアの提供や、マットやクッションの指導、自宅でも継続していけるケアの提供を実施しています。
良好な血糖値を保つことは重症化予防につながり、健康寿命を延ばすことができます。患者さんが自分の体を理解し、自己管理できるように、保健師、日本糖尿病療養指導士の資格を活かした療養相談を行います。患者さんの今までの生活を知り、これからどのように生きていくかを共に考え、「治療」と「生活」両面から支援します。
救急看護認定看護師である私の主な役割は、救急患者様の緊急性の把握、救命救急処置、御家族の対応、スタッフに対する教育など多岐に渡ります。また特定看護師としての私は、人工呼吸器を装着された患者様の離脱へ向けた関わり、気管カニューレ(喉から入った管)の交換、動脈からの採血(通常の採血は静脈)など、医師の代行的役割を担い安全に処置や検査を実施しています。専門的知識と技術を駆使しつつ、より安全で安心な看護を提供できるよう日々研鑽し関わらせていただきます。
・BLSインストラクタートレーナー
・ACLSインストラクター
・JPTEC(外傷病院前救護)インストラクター
・JNTEC(外傷初期看護)インストラクター
・INARS(心停止回避コース)インストラクター
・潜水士
主に、全身麻酔下で手術を受ける患者様の麻酔管理を行います。手術とは人生においてとても大きなイベントです。できることなら、受けたくありません。でも、受けなければいけない時は、大きな不安がついてきます。その不安が少しでも軽くなりその日を迎えられるように支援させていただきます。そして、何よりも手術が安全に終えられる様に、術前看護診察で全身状態を把握し、手術中の麻酔管理を麻酔科医師と共に行わせていただきます。
内視鏡技師とは、日本消化器内視鏡技師会が認定する資格を有した技師のことです。当院の内視鏡室には資格を有する看護師・臨床検査技師・臨床工学技士が勤務しています。主な業務としては内視鏡検査や処置が安全、安楽にそして効率よく行えるように各専門分野を生かしながら患者様への説明や看護を行い、検査・処置の介助、内視鏡や関連機器の準備、洗浄、消毒などを行っています。
当院では、糖尿病の療養に必要な幅広い知識を身につけた看護師、栄養士、理学療法士、薬剤師、臨床検査技士ら13名の日本糖尿病療養指導士がいます。私達は医療チームを結成し、それぞれが専門性を発揮しながらも連携を図り、患者様へ療養支援を行っています。また、看護外来を開設しており、診察の待ち時間に看護師が栄養士と共に糖尿病療養生活に関する相談に対応しています。
糖尿病の治療は食事や運動といった生活そのものであるため、困難な場合が少なくありません。そんな時に頼りにして欲しいのが私達指導士です。お気軽にお声掛けください。
平成25年度より、専門領域の看護実践・院内教育などに貢献することを目的とした役割モデルとして「院内認定看護師」を育成しています。医師・薬剤師・院外認定看護師・各委員会による研修カリキュラムを受講後、認定試験の合格者が院内認定看護師となります。 これまでに、DVT(深部静脈血栓症予防)院内認定看護師12名、化学療法院内認定看護師9名、褥瘡院内認定看護師8名、退院支援院内認定看護師7名、認知症看護認定看護師10名が誕生しています。今後も個人のキャリアアップや自己研鑽に励めるように育成を継続します。