公立羽咋病院 看護部

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4年ぶりの邂逅―東日本大震災、支援を忘れない―

平成27年10月22日、福島県西郷村 佐藤正博村長が当院を訪れました。

 東日本大震災が発生した5日後の平成23年3月16日~18日、公立羽咋病院の災害チームは福島県西郷村を訪問し、住民の被ばくを測定するスクリーニング調査を行いました。佐藤村長は、その時の感謝の気持ちを伝えにと当院を訪れました。
 西郷村は、放射能漏れ事故のあった福島第一原発から西に83キロに位置し、地震後の原発事故について「得体のしれないものが迫っている」と感じたそうです。駆けつけた公立羽咋病院の医師たちの姿は「右往左往していたときに、天使のように感じた」「院長自らが訪問してくださり、たいへん心強く思いました」と話されました。
 公立羽咋病院は県からの要請を受けて、当時の鵜浦院長、荒井看護師長、井戸主任放射線技師、石井総務課主任の4名が3月16日~18日に村に入り、200名余りの被ばく測定を行いました。当時、福島県庁の対策本部に全国から参集した医療機関の中ではもっとも小規模の病院でしたが、災害時医療を実践できたことはその後の職員のモチベーションになっています。
 佐藤村長は当院にて当時の4名と歓談の後、病院を開設する羽咋郡市広域圏事務組合の組合長である山辺羽咋市長を訪問し、「感謝の言葉を申し上げます」と繰り返しお礼を述べられました。